登録済eCTDの閲覧について、データベースの仕様とあわせて考える

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Power Viewerでは完結しない

アクセス権について、Power Viewerのデータベースに保存された情報へアクセスの観点では以下のページの通りです。

一方で、Power ViewerのeCTDの登録の仕方は、eCTDそのものの取り込みでなくパスの保存となっています。

したがって、Power ViewerでeCTDを閲覧するために満たすべき条件は、以下の2つとなります。

  • Power Viewerで閲覧権限を持ったAlbumに追加されているApplicationであること
  • xmlが存在するフォルダへのファイルシステムでのアクセス権を持っていること
ファイルシステムPower Viewer閲覧可/不可
閲覧権限あり閲覧権限あり閲覧可
閲覧権限あり閲覧権限なし閲覧不可
※閲覧候補に出てこない
閲覧権限なし閲覧権限あり閲覧不可
※Openがクリックできない
閲覧権限なし閲覧権限なし閲覧不可
※閲覧候補に出てこない

Windowsファイルシステム以外での制御

Windowsファイルシステム以外でアクセス権制御を行っている場合でも、同様のことがいえます。
ShrePoint, OneDrive, Boxなどのサービスを使って社内共有サーバーを構築している場合でも、Windowsファイルシステム同様、そのサービスでのアクセス権設定が有効です。

データベースそのものへの保存

上述の通り、Power ViewerのデータベースはeCTDそのものを取りこむのではなく、eCTDへのパスを記憶する仕様となっていますが、取り込む機能も将来的に実装予定です。

なお、データベースへ取り込む機能を実装した場合でも、ファイルの読み込みで最大のパフォーマンスを発揮する、パスの記憶方式を推奨運用とする予定です。

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