Power ViewerはeCTDを開いたとき、そのeCTDに含まれるPDFのページ情報やリンク情報を一覧表示する機能を持ちます。
この機能を利用するためには、PDF情報をPower Viewerが読み込む必要があります。
読み込みが必要なPDF情報表示
読み込みが必要なPDF情報はCTD Tree Tab> PDF Tabにあるページ一覧とリンク一覧です。
v4.0でもv3.2.2でも同様に対象です。
ページ一覧

リンク一覧


読み込みの有無
eCTD閲覧時に、PDF情報の読み込みを行うかどうかは設定画面で設定することができます。
PDFInfo LoadのチェックをOFFにしておくと、読み込みを行いません。
その場合、ページ情報一覧やリンク情報一覧の機能は利用できません。

読み込みの進捗
開始
閲覧するeCTDを選択した後、Openボタンをクリックした瞬間から開始します。

読み込みは時間がかかりますが、バックグラウンド処理として進むため、完了を待つ必要はなく、すぐにeCTD閲覧を開始することが可能です。

途中経過
MainWindowの下端のProgressBarで進捗を知ることができます。ProgressBarにカーソルを当てると、数値で状況を知ることができます。

終了
読み込みが完了すると、ProgressBarにカーソルを当てたときの表記はCompletedになります。

読み込みの順番
PDF情報の読み込みは、新しく提出されたDocumentを優先して行います。
例えば、Sequence1に提出されたDocumentが参照しているPDF情報の読み込みよりSequence2で提出されたDocumentが参照しているPDF情報の読み込みを先に行います。
PDF情報の読み込みが完了したDocumentから順番に、一覧表示の機能が解放されます。
ただし、特定のDocumentの読み込みが完了したかを知ることは困難です。
選択Nodeを切り替えて一覧が更新されているかを都度確認する必要があります。
読み込みソース
PDF情報の読み込みソースには2通りあります。通常は、リアルタイムにPDFファイル自体を解析し情報を読み込みますが、SubmissionUnit登録に合わせたPDF情報の登録が済んでいる場合、Power Viewerのデータベースから優先して読み込みます。
読み込み速度
開いているeCTDが持つPDFの数やサイズに依存しますが、PDFファイルから直接読み込む場合、非常に時間がかかります。大きなパッケージになると、閲覧のサポートという観点では実用に耐えない事態が発生することが考えられます。
対して、Power Viewerデータベースからの読み込みは高速です。
Power Viewerデータベースへの登録
SubmissionUnitを追加する際のOptionとして、PDF情報登録の有無(Register/Not Register)があります。
ここでRegisterを選択してSubmissionUnitを追加することで、eCTD閲覧時のPDF情報読み込みソースがPower Viewerデータベースになります。
ただ、これもやはりeCTDパッケージ次第ですが、Registerを選択してSubmissionUnit追加を行うと、追加処理に非常に時間がかかることになります。
結局、PDFファイルを解析して情報を読み込む処理は非常に時間のかかる処理であり、それを閲覧時に行うか、登録時に行うかの違いとなります。
