Power Viewerの機能に関わっているフォルダについて知りたい

Power Viewerの仕様が知りたいです。
初期設定でdatabaseフォルダのパスを設定したり、SubmissionUnitに紐づくXml Pathを記憶したりとフォルダパスに関する操作が複数ありますが、それらを網羅的に理解することが難しいです。まとめて説明してください。

本ページの内容は、Power Viewerの詳細仕様に言及した発展的な内容です。より理解を深めたい方のみ参照ください。

Power Viewerが使っている全てのフォルダを図に表現しました。

目次

AppExeFolder

Power Viewerのexeファイルがインストールされたフォルダです。インストール時に指定します。

exeファイルを実行することで、Power Viewerが起動します。
PCへサインイン中のユーザーが、AppExeFolderへのアクセス権を持っていれば、Power Viewerを起動できます。
OneDriveやBoxのフォルダをAppExeFolderとして設定することも可能です。
インストール時、デスクトップに生成されるショートカットはこのAppExeFolderへのショートカットになっています。

databaseFolder

Album, Application, SubmissionUnit, Tag, UserAccount, UserGroupなどのAlbum管理のためのデータ情報、PDFのページ情報とリンク情報、LicenseKeyの情報を保存するデータベースが入っているフォルダです。

初期設定時にこのdatabaseを設定します。databaseフォルダは複数人で共有することが可能で、一般的には、社内で1つのdatabaseフォルダを共有します。

StorageFolder

eCTDが保管されているフォルダを、このページでは便宜上StorageFolderと呼びます。
Power Viewerは、SubmissionUnitを登録する際、xmlそのものではなく、StorageFolder内のxmlへのパスを記録します。

eCTDを保管するために特定の1フォルダを用意する必要はなく、単にeCTDが保管されていればそれがStorageFolderです。
複数の箇所にStorageFolderが分かれていても問題ありません。また、databaseフォルダの一区画をStorageFolderとして運用しても問題ありません。
Power Viewerインストール時にsampleとして登録されているeCTDは、databaseフォルダ直下のectdpoolというフォルダに入っています。この場合、ectdpoolをStorageFolderとして使用しているといえます。

UserSettingsFolder

PCにサインインしているユーザーごとに設定される設定保存用のフォルダです。

databaseフォルダのパス、PDFInfo LoadのON/OFFなどの個人用設定を保持します。

TEMPFolder

Power Viewerが機能するにあたり、必要に応じて利用する一時フォルダです。

一例として、v3.2.2のeCTDをStyleSheetViewで閲覧した場合に生成されるhtmlが一時保存されます。
TEMPFolderのデータは、不要になったら自動的に削除されます。

UserSettingsFolder, TEMPFolderはどのフォルダを使用するかを指定することはできません。
Power Viewerが独自に指定します。

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