CTD Tree TabはeCTD v4.0閲覧の主役を担う画面です。submissionunit.xmlで提出されたリーフをTree構造で表現します。v3.2.2のindex.xmlを開いた画面に相当します。
左側の画面で閲覧したいContextOfUse等を選択し、右側で情報を閲覧します。
画面パーツの定義
本セクションでは、以降の説明のため、各パーツに名前を付けます。

- Left Pane
-
左側の領域です。
Sequence Selector, Current-Delta Switch, Tree Paneを内包します。
- Sequence Selector
-
このTabで閲覧するSequenceを選択します。ドロップダウンになっています。
- Current-Delta Switch
-
選択したSequenceまでの全てのライフサイクルの情報をまとめて表示するCurrentモードと選択したSequenceで提出されたファイルのみを表示するDeltaモードとを切り替えます。
- Tree Pane
-
選択したSequenceのContextOfUse等をTree構造で表現します。
- Right Pane
-
Left Paneで選択した対象の情報を表示します。
- ContextOfUse Node
-
ContextOfUseを意味するNodeです。
- ContextGroup Node
-
ContextGroupを意味するNodeです。
- Branch Node
-
ContextOfUseをCTD Treeの構造に並べるために必要なNodeです。
閲覧Sequenceの選択
閲覧したいSequenceをSequence Selectorで選択します。
閲覧中のApplicationが持つSequence全てがコンボボックスのリストに入っているため、いずれかを選択します。
閲覧モードの選択
閲覧モードをCurrent-Delta Switchで選択します。
- Currentモード
-
閲覧Sequenceまでの全ての操作を反映した状態を表示するモードです。
- Deltaモード
-
閲覧Sequenceで変化(提出、削除、差し替え)があったContextOfUseのみが表示対象となるモードです。
Tree Paneの要素
Tree構造の最上位はM1, M2, M3, M4, M5のBranch Nodeで、末端はContextOfUse Nodeです。Branch NodeやContextGroup Nodeで終わっていることはなく、展開していけば必ずContextOfUse Nodeにたどり着きます。
ContextOfUse Nodeは必ずContextGroup Nodeに属し、ContextGroup Nodeは必ずBranch Nodeに属します。
ContextOfUse Node
1つのContextOfUse Nodeには、対応する1つのContextOfUseが存在します。
選択すると、Right Paneに対応するContextOfUseの情報を表示します。
ContextGroup Node
ContextGroupに対応するNodeです。ContextOfUseのCTD No、全てのKeywordが全て一致するものをまとめてグループ化したものがContextGroupです。
選択すると、Right Paneに対応するContextGroupの情報を表示します。
ContextGroup Nodeの表示
ContextGroup Nodeには、ContextGroup同士を区別するため、そのContecxtGroupに属するContextOfUseが持っているKeywordとKeywordの数が表示されます。
右の例でいえば、Good Drugs 123というKeywordとProduct 123というKeywordが表示されており、Keywordの数は[2]つです。

ただし、同階層のContextGroup Node全てが同じKeywordを持っていた場合、ContextGroup NodeのKeyword表示には現れません。
右の例でいえば、パワー塩酸塩[2]と表示されているContextGroup NodeはKeywordを2つ持っていることがわかります。
実際、以下の2つのKeywordを持っています。
・substance:パワー塩酸塩
・manufacturer:パワフル工場サイト1
にも関わらずパワー塩酸塩としか表示がないのは、その下のパワフル塩酸塩と表示されているContextGroup Nodeもmanufacturer:パワフル工場サイト1であるためです。
manufacturer:パワフル工場サイト1であることは2.3.S 原薬直下のContextGroup Node全てに共通した情報で、ContextGroup Node同士を区別する情報になり得ません。

Branch Node
選択すると、このNode配下の全てのContextOfUse Nodeの情報をまとめてRight Paneに表示します。
ContextOfUse – Right Pane
Tree PaneでContextOfUse Nodeを選択すると、Right Paneに対応するContextOfUseの情報が表示されます。このとき、Right PaneはSimple、PDF、ContextOfUse、Documentの4つのTabを持ちます。
Simple Tab
基本的な情報をシンプルに表示します。ContextOfUse TabとDocument Tabの情報をサマライズしたものです。

PDF Tab
PDFとその情報を表示します。
PDF Tabは、PDFをPower Viewerで表示するPDF Viewer、PDF Viewerを操作するToolbar、PDFのページリスト、リンクリスト、ブックマークを表示するListsの3つのZoneに分かれます。
PDF Tabは情報が多く、窮屈になりがちです。区切り(下の画像の⇔)を動かし必要な領域のサイズを確保しながらご利用ください。

PDF Viewer
PDFをPower Viewer上で表示します。
Toolbar
PDF Viewerで閲覧中のPDFを操作するためのボタンがまとまっています。それぞれの機能は以下の通りです。


PDFを既定の外部アプリで開く
PDF Viewerで閲覧中のPDFをAcrobatやChromeなどで開きます。
規定のアプリとは、そのPCで.pdfファイルをダブルクリックしたときに起動するアプリです。

テキスト検索

テキストを全選択
選択中のテキストをクリップボードに保存

左右に回転

表示サイズを変更(簡易版)

表示サイズを変更(詳細版)

ページを指定する
Lists
閲覧中のPDFのページリスト、リンクリスト、ブックマークを表示します。
それぞれクリック、またはダブルクリックすることで該当の箇所へPDF Viewerの表示がジャンプします。

閲覧中のPDFが持つページを一覧表示し、それぞれのページサイズとリンク数を表示します。
ダブルクリックすると、DPDF VIewerの表示がそのページへジャンプします。
Tabには④のように総ページ数が表示されます。
PagesとHyperLinksは読み込みが必要であるため、閲覧の状況や設定によって表示されないこともあります。
HyperLinksテーブルはHelperWindowと連携することで飛び元と飛び先のチェックをスムーズに行うことができます。
ContextOfUse Tab
ContextOfUseの情報を表示します。

Document Tab
Documentの情報を表示します。
Internal/ExternalはそのDocumentが閲覧中のApplicationで提出されたものであるか、他のApplicationで提出されたDocumentを再利用しているかを示します。
再利用の場合、Externalとなります。

ContextGroup – Right Pane
ContextGroupの情報を表示します。
code, codeSystem, KeywordsはContextGroupが持つ(=配下のContextOfUseが全て持つ)情報を表示します。
Childrenは配下のContextOfUseを一覧表示します。

Branch – Right Pane
配下のContextOfUseの情報を表示します。
選択中のBranch配下の全てのContextOfUseの情報を一覧表示します。
